和菓子に合う珈琲を・・・

ブレンド明日・明後日の土・日に100年住宅ゼロホーム主催のゼロカフェが行われます。毎回スイーツと合わせた単一銘柄の珈琲を、焙煎からこだわり用意していたのですが今回はブレンドにしました。ブレンドを選んだ理由は和菓子の甘みが思いのほか強かったからです。お茶をイメージして考えたら濃度は薄い方が合うのかと思いきや、和菓子の奥深い味わいに単一銘柄のコーヒーが頼りなく感じてしまいました。

まずはベースを決める作業から。相性が良かったのはスペシャルティ・コロンビアでした。それでも単一では物足りなかったので、味の厚みを加えるためにグァテマラをブレンドして酸味をプラス。しかし酸味と和菓子の組み合わせがしっくりとこなかったので、試行錯誤の末にブラジルの苦みを足すことにしました。そうすることによりもう一段味、味に厚みを加えることが出来ました。このブレンドはまず苦みを感じ、その後ふくよかなコクが口に広がります。最後に少しの酸味の余韻が残ります。こうして何種類かの味を感じると、飲んだ後の余韻が強くしっかりと残ってくれます。この余韻こそが今回用意してくださった京都 千本玉壽軒さまの和菓子の奥深い力強さにピッタリと合いました。

スペシャルティコーヒーは個性が強い豆なのでブレンドが難しいと感じます。通常3~4種類でブレンドすることが多いですが、スペシャルティは2~3種類で良いと私は考えます。個性がぶつかり合うと打ち消してしまうし、偏るとブレンドで厚みを出す効果が薄れます。その中でベストのポイントを探していくのがスペシャルティブレンドの醍醐味です。どんなブレンド?と思った方!明日からはゼロホーム・南インター展示場でのゼロカフェ開催です。是非ご来場くださいませ。お待ちしております!