小川流煎茶会へ

3月上旬、小川流煎茶会へ参加させていただきました。場所は京都泉涌寺塔頭戒光寺。色々と縁があるお寺です。お茶会は初めて。右も左も分からないまま勢いで参加、お弁当をいただいてからお茶会が始まりました。

お茶道具②

小川流とは京都の小川可進という元はお医者さんだった方が始められたそうです。お医者さんらしく、合理的な煎茶法で一つ一つの所作に意味が有り、尚且つその所作は型式にこだわるものでは無く、美味しいお茶の味を引き出させるためのものであるとのことでした。

珈琲と同じでお湯を落ち着かせ冷ましてから淹れたはるのを見て、「温度管理はどのようにしたはるのですか?」と聞くと、季節や室温で大体分かるとの答え!何ともええな~と感じていると最初のお茶が出されました。なんと数滴!それを口にすると爆発的にお茶の風味が口いっぱいに広がりいつまでも余韻に残るものでした。「茶は渇を止むるに非ず、喫するなり」と言われたそうですが、まさにその通りでした。その後、二煎目・次にほうじ茶もその場で煎って頂きましたが、喉を潤すだけのものでは無いとか道具や所作に意味が有ることなど珈琲に通ずる点も多いな~!と痺れた足が直るまでじっくりと考えられるそんな時間でした(^^;