焙煎のお話・・・同じ焙煎度合いでも違う味に。

水出しテスト

今回、水出しコーヒーを販売するにあたり色々と試してみることにしました。まずは自分なりに焙煎し、味を調整して試作品をつくりました。それを生豆の仕入れ担当者に試飲してもらい、幾つかの焙煎についての提案をいただきました。熱量を加え仕上がりの時間を短縮する焙煎・温度の上昇カーブを緩やかなモノから急激に変化させた焙煎・そのカーブを保ちつつ時間を少し伸ばすよう熱量を変化させた焙煎。三種類の焙煎を試し、仕上げの焙煎度合いは同じにして、それぞれの味をチェックしました。するとそれぞれに特徴の出方が違う珈琲が出来上がりました。焙煎過程が違うので出来上がりが違うのは当たり前なのですが、見た目が同じ焙煎度合いでも味の違いがしっかり出る事に、改めて焙煎は難しくも面白い!と感じました。今回の水出しコーヒーの特徴は『スッキリ爽やかな口当たりの中に、フワッと香る余韻とコクを楽しめるコーヒー』です。本格的に水出しコーヒーを販売するに事になり色々試してみて私自身さらに珈琲の魅力を発見することが出来ました。暑い夏にキリっと冷えたアイスコーヒー、是非お楽しみください。