前回はチョコレートについてＤａｒｉ・Ｋ吉野さんに聞いた話を書きました。今回はチョコレートに合わせた珈琲のお話をしたいと思います。カカオによる違い、焙煎による違いを聞いた後、サンプルをいただき珈琲を合わす作業にはいりました。

その際に参考にしたのが吉野さんから聞いた言葉、『酸味を持つチョコレートと、酸味の強い珈琲だと味がケンカをしてしまうのでは』でした。

そこで中深煎りのブラジルから試すことに。なぜならブラジルは酸味が強くなく、中深煎りにすると更に酸味を感じにくくなるからです。しかしすっきり過ぎてチョコ レートに負けてしまう印象に。次にグァテマラの中深煎り。悪くはないのですがもう少しコクが欲しいなという感じ。今度はコロンビアで少し浅目の 中煎りで試すことに。後口に少々酸味がある珈琲でしたがとても相性よくまとまりました。しかしチョコレートの酸味も珈琲の酸味も際立ち偏ってしまいました。そこで同じコロンビ アで中煎りと中深煎りをブレンド。そうするとチョコに負けないコクがあり、後口にチョコの酸味も華やかな香りも広がりを感じられる。そんな珈琲が出来上がりました。

思いのほかすんなりとはいきませんでしたが、改めてチョコと珈琲は相性がとても良いとかんじました。そしてまだまだ色々な組み合わせが出来るなとも･･･。次回はチョコレートに合う私のおすすめの珈琲を紹介したいと思います。